短期間で痩せる!失敗しない青汁断食のやり方&押さえておきたいポイント
青汁だけを飲む断食なんて修業でしょ!?いえいえ、美容に敏感な人はとっくにやっている、画期的なダイエット法なんです。
摂取カロリーを抑えることによる体重減だけじゃなく、デトックス作用によってむくみ、便秘、肌荒れもスッキリ!心身ともにリフレッシュできるといいますから、ぜひやってみたいですね。
食事の代わりに栄養満点の青汁を飲むだけのお手軽さ…とは言え、しっかり結果を出すためにはいくつかの注意点があります。
今回は青汁断食の効果や初めての方でも失敗しにくい効果的な方法や押さえておきたいポイントをご紹介します。
[最終更新日] [公開日] 2015/10/6
記事のポイント
青汁断食の効果とは?
痩せる、便秘解消、ニキビが消えた…体の内側からスッキリできるって本当?
ダイエット効果
なんといっても大きなメリットは、短期間で体重ダウンができることです。
青汁断食では、1~2日のあいだ固形物を食べずに青汁だけで過ごします。
たいていの青汁は1回分30kcal以下ですから、5回飲んでも150kcal以下。
日本人女性の平均摂取カロリーが約1800~2000kcalと言われるので、断食中は1日で1650~1850kcalもセーブできます。
これなら、たとえ1~2日の短期間の断食でも成果が出るのは当たり前です。
そのうえ断食途中から体重をはかるたびにやせていきますから、モチベーションもキープしやすい。
お腹はすくけど1~2日の間だけなら…と、気合で乗り越えることができます。
1日1回だけ!プチ断食でもOK
青汁断食は、完全に青汁のみで過ごす方法が難しい場合、1日1回だけの置き換えでもOK。
痩せるペースは落ちますが、一食分が30kcalに抑えられますから、普通の置き換えダイエットよりもカロリーダウンが見込めます。
デトックス、便秘解消
青汁断食のメリットには、老廃物がスッキリするデトックス効果もあります。
とくに下半身のむくみに悩んでいる人に効果的。
青汁には利尿作用の高いカリウムが含まれているので、下半身にたまっていた余分な水分が排出されて、むくみが軽くなります。
さらに青汁で新鮮な水分と食物繊維をたっぷりとりますから、ふだん便秘症の人でもお通じが改善しやすいんです。
美肌効果
青汁の栄養素には、美肌に効果的なビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、SOD酵素が豊富に含まれています。
肌の衰えはおもに細胞の酸化によって起こるので、たっぷりの抗酸化作用(とくにカロテンのビタミンA)がある青汁はアンチエイジングにいいといわれます。
しかも青汁断食で便秘改善することも多く、吹き出物も少なくなりお疲れ肌もデトックスできてぴかぴかになります。
断食後の美肌をキープしていくためには、ターンオーバー周期(顔なら約28日~56日)にあわせて定期的に青汁断食をやるとより効果を感じやすいでしょう。
全身のデトックスと合わせて、肌の老廃物もスッキリ排出することができます。
心身のリフレッシュ効果
断食には、体の老廃物だけじゃなく、日々のストレスや心のモヤモヤも解消すると言った、心身ともにスッキリさせる効果があります。
さらに青汁にも、精神的なリフレッシュ効果が期待でき、なんとなく気分が上がらない、うつっぽい感じが続くなどと言うときにぜひ飲んでほしい健康ドリンクなんです。
実は、気分が沈みがちな時は脳へ十分な血液が流れていない状態です。
青汁には血流を良くする効果がありますから、飲めば全身だけでなく脳へも血液がたくさん運ばれます。
また気分が落ち込みやすい人は低体温で代謝が良くありません。
青汁のビタミンA、D、B群は、代謝をあげて体温をあげやすい。
血流と体温アップのダブル効果で、青汁断食後は精神的にもとってもリフレッシュできるんです。
ついでに、断食中は固形物を食べないので血液は胃腸に集まらず、脳へまわるというメリットもありますよ。
青汁断食のやり方&おすすめの飲み方
青汁断食の基本的な方法は、1~2日間固形物をとらずに青汁を飲むことです。
しかし、何の準備も計画も立てず、普通の食事からいきなり青汁だけにしてしまうのは危険です。
極端な食事量減で体がついていかないので、できれば断食の前日に食事量を抑えた「準備日」を設けましょう。
さらに、断食が終わった翌日以降に徐々に普通の食事量に戻していく「回復期」を設けます。
この準備日+断食+回復期のセットで体の負担のかからないように行うのが青汁断食の正攻法と言えます。
それぞれの期間の過ごし方を詳しく解説しましょう。
まずは準備日から。何を食べればいい?
準備日は食事を少なめにし、断食本番に向けて胃腸を慣らしていくのが目的です。
数日間に渡って徐々に準備していくのが理想ですが、断食が1~2日だけの場合は最低でも1日は設けましょう。
- 野菜中心で薄味にする
- 消化が良い食事にする
- 量はいつもより少なめに
- 夕食は寝る3~4時間前までに食べ終える
食事を極端に少なくしてしまうと断食初日を空腹感と共に迎ることになってしまいます。ニュートラルな状態でスタートするためにも過度な運動も避けましょう。
いよいよ青汁断食スタート!
準備日を終え、体調に問題がないようなら青汁断食スタートです。
青汁断食中は胃を休ませる目的もあるので、なるべく固形物を食べずに過ごします。
青汁を飲む回数、タイミングは?
基本的にどのタイミングで飲んでもOKです。毎日のリズムを崩したくない人は朝食、昼食、夕食の時間に合わせて飲むのが良いでしょう。
飲む回数にもこれといった決まりはありませんが、多くの青汁は1日1~2杯が摂取量の目安となっているので、極端に多く飲むのは避けた方が無難です。
青汁は食物繊維が多いのでたくさん飲みすぎると下痢をしてしまうことも。
飲む回数は朝昼晩と間食数回で1日5~6杯と言ったところでしょうか。
空腹で何杯も飲んでしまいそうな場合は、体への負担が少ない食べ物、飲み物(ノンシュガーのガムや飴、炭酸水、ハーブティーなど)で乗り切りましょう。
青汁の飲み方は?
飲み方も得に決まりはないので、好きな飲み物で割って飲みます。
水で割るのが一番カロリーが低く抑えられますが、お腹にたまりにくいのでカロリーがある牛乳、豆乳など、他の飲み物も用意しましょう。
断食中は基本的に青汁しか飲まないので摂取カロリーを気にする必要はありません。
ちなみに100mlあたりのカロリーは、普通牛乳67kcal、低脂肪牛乳46kcal、調整豆乳64kcalです。
例え青汁牛乳100mlを5杯飲んだとしても500kcal前後なのでカロリー的には問題なしです。
何日間行う?
青汁断食は、断食中も最低限の栄養素は体に入るので負担が少ない方法ですが、それでも1~2日がベストです。
3日以上続けると筋肉も痩せてしまい、危険度が上がります。
初心者は2日が限度と思っておきましょう。
成功を左右する回復食!最後まで気を抜かずにリバウンドを防止しよう
青汁断食後にリバウンドしないためにも回復期間をとりましょう。
断食後は胃腸が赤ちゃんのように敏感になっていますから、ふだんと同じ食事でも負担が大きいのです。
それだけではなく、せっかく落ちた体重もリバウンドしやすくなってしまいます。
リバウンドを防ぐためには、回復期を断食と同じ日数以上取るのがコツです。
2日の青汁断食後なら2日以上の回復期をとります。回復期が長い方がリバウンドをより回避できるので、可能であれば長めに取りましょう。
回復期中は消化に良い野菜スープなどを少しずつ食べ、青汁だけを飲んでデトックスされた消化器官をゆっくりと動かしていきます。
回復期をしっかりとることで減った体重をキープしたまま、元の食事量が摂れる状態に戻していきます。
断食中の体重の減り方は個人差があり、断食中はあまり減らなくても回復期中にじわじわ体重が落ちていく場合もあります。
前日の準備日+断食(1~2日)+回復期(1~2日以上)、これらすべてがダイエットと心得て頑張りましょう。
おすすめの回復食
回復期一食目は野菜スープ、味噌汁、おかゆなど汁物がおすすめです。具材は小さく切り、量は一人前より少なめにして、徐々に大きく、増やしていきましょう。
2食目以降も消化に良く、低脂肪、低カロリーなものを中心に食べます。
一食は青汁(+牛乳など)にして体を慣らすのも良いでしょう。
【失敗から学んだ】青汁断食を成功させるポイント!
たった1~2日の断食ですが、いざ始めてみると思いの外辛くて1日も持たなかった…という場合も。
かくいう私もこれまで何回か青汁断食をやりましたが、一番最初は大失敗に終わりました。
初めてだったのでとりあえず1日だけ、と思い気楽に始めましたが、思った以上に空腹感が強く、半日で挫折、空腹に任せてパンなどを食べ、断食前より太ってしまうという結果に。
色々な面で知識も準備が足りなかったと痛感しています。
そんな私の失敗を踏まえて、青汁断食を成功させるポイントをまとめました。
【ポイント1】断食中だから予定を入れない、は挫折しやすい
私の青汁断食失敗の最大の原因は「断食中何も予定を入れなかった」ことだと思います。
断食中だからあえて予定を入れず、家の中で読書、テレビ鑑賞しながらゆっくり過ごそう♪なんて思っていたのですが、 本もテレビも集中できず、時間が経つのがとにかく遅くて…常に空腹と向かい合っている感じがとても辛かったです。
なので、むしろ何かしらの予定を入れて忙しく過ごした方が挫折しにくいと思います。
特に断食初日は前日の食事のエネルギーがまだ残っているので、外出してしまった方がいいかもしれませんね。
私は2回目の断食の時、病院、買い物、掃除に費やし、初日を乗り切りました。
忙しすぎると夜に空腹がど~んと来るのでほどほどに。青汁断食中と言うのをあまり意識せず過ごせるぐらいがベストだと思います。
【ポイント2】回復期は大事!手抜きでもいいから完遂しよう
目標日数を達成したら、回復期に入ります。
断食を終えた達成感からつい気が緩みがちになりますが、ここで何を食べるかによって減った体重が維持できるか、リバウンドしてしまうか、結果を二分する大切な時期です。
回復期の食事は、空っぽの胃に負担にならないよう野菜スープやおかゆなど、消化に良いものが基本となります。
塩分も控えたいので手作りするのが理想ですが、時間をかけられない、もしくは面倒な場合もありますよね。
そんな時はレトルトに頼るのも手です。
おかゆは自分で作ると思った以上に量ができてしまうので、一食分が小分けされているレトルトはとても便利!
また、赤ちゃん用のベビーフードもおすすめです。一時ベビーフードダイエットが流行しましたが、ベニーフードは消化に良く、低カロリー、低塩で回復期にもってこいの内容です。
赤ちゃん用とは言え、味も思いの外しっかりついています。値段も100円未満からあり、すきやき、ビーフシチュー、トマト煮など味のバリエーションも豊富です。
回復期は断食本番と同じくらい大事です!事前にしっかりと予定を立て、工夫(手抜き)をしながら最後までやり遂げましょう。
【ポイント3】空腹をごまかすアイテムを用意しよう
断食中は食事量が極端に少なくなるのである程度の空腹は仕方がありません。
青汁を追加で飲んでも良いですが、気分を変えるためにも別の方法で乗り切りましょう!
おすすめは炭酸水。シュワシュワの泡のおかげで胃が少し満たされます。人工甘味料が気にならない方はゼロカロリー飲料でも良いと思います。
レモン汁を入れてもいいですが、酸が胃を刺激して食欲増進させてしまうので注意!
ハーブティーは香りが良く、リラックス効果も期待できるのでいくつか用意しておくと安心です。
やや反則気味ですが、コーヒーも空腹時に胃を落ち着かせることができる飲み物です。
口寂しいときはノンシュガーのガムやタブレット、ミンツなどで紛らわせることができます。
これらの空腹をごまかすアイテムを事前に何種類か用意して臨みましょう。
【ポイント4】お気に入りの青汁を見つけよう
青汁はどれも一緒…というのは大間違い。原料によって味や飲みやすさがかなり違います。
飲みやすいのは大麦若葉が主原料のもの。ケールや明日葉は青臭さ、苦さなどの癖があるので飲みなれていない方は避けた方が無難です。
はちみつなどの甘味料やフルーツの風味で飲みやすくしているタイプもあります。
また、せっかくだから無添加の青汁を…と思うかもしれませんが、添加物は、粉っぽさや溶けにくさ、青臭さを緩和するために入れられている場合も。
美味しさと安心感はどちらも重視したいところですが、断食中は何回も飲むことになるので、私は美味しさをより重視しました。
製造方法の工夫などで無添加でも比較的飲みやすくなっている青汁はあるので、そのままではなく牛乳や豆乳で割って飲む場合は無添加青汁でも良いと思います。
【ポイント5】断食中断にも速やかに対応しよう
絶対にやり遂げる!と意気込んで始めても、その時のコンディションによって思うようにできない場合もあります。
また、体に力が入らない、フラフラする、と言った症状が出たら即刻中止すべきです。
何らかの原因で断食を中止せざるを得ないときは、「失敗した」と思わず、断食から普通のダイエットに移行する、と気持ちを切り替えて行動しましょう。
絶対に避けたいのが高カロリーの食べ物をドカ食いしてしまうこと。
「断食中断=リバウンド」とならないために、中止となった時、すぐに食べられる低カロリーの食べ物を用意しておくと安心です。
野菜スティックを冷蔵庫に入れておいても良いでしょう。食べなかったら野菜スープなどに使えば良いのです。
回復期用の食材が用意されているようなら、それを繰り上げ利用しましょう。
【ポイント6】青汁はいろんな飲み方で楽しもう
水で割るシンプルな飲み方だけでは飽きる&すぐにお腹が空くので「割る飲み物」を用意しましょう。
青汁と相性の良い牛乳、豆乳は鉄板です。半固形物のヨーグルトも時間をかけて食べられるので満足度が高いです。
甘みを加えるためのはちみつやオリゴ糖(砂糖よりヘルシー&整腸作用もあるのでおススメ!)などもあると味変が簡単にできて便利です
栄養価もアップ!青汁の美味しいアレンジ方法
青汁バナナ豆乳 相乗効果でダイエット効果もアップ
青汁、バナナ、豆乳、それぞれの食材が不足分をおぎないあうので相乗効果でダイエット効果があがります。
バナナにはビタミンB1やB2、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群が豊富に含まれており、脂肪の分解を進めます。
豆乳の大豆イソフラボンは、美肌効果や骨を強くする働きがあります。
栄養バランスのいい青汁にバナナと豆乳が加われば、最強のダイエットドリンクですね。
バナナのカロリーが気になるところですが、食物繊維も豊富なので摂取カロリー以上にダイエット効果が高く、お腹にもたまるので1杯で高い満足感が得られます。
青汁断食中は、バナナと豆乳の量を変えてとろみをつけるとさらにデザートっぽくなります。
バナナ、豆乳の甘みで青汁の苦みが消えて飲みやすくなるので、断食中には強い味方ですね。
青汁ヨーグルト 乳酸菌で腸内環境もアップ
青汁とヨーグルトの組み合わせは、腸内の善玉菌を増やす効果があります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は腸内で善玉菌のえさになり、数を増やします。
腸内の善玉菌が増えると体の免疫機能がアップします。
免疫機能が上がると病気になりにくく、病気になってもなおりやすくなります。
免疫機能の約9割は腸にあるといわれますから、腸内環境を良くすることは美容だけでなく健康にもつながるんです。
またヨーグルトの動物性たんぱく質やカルシウムには、イライラをやわらげる働きもあります。
ヨーグルトと青汁だけでは食べにくい場合は、ちょっと甘味も加えましょう。
青汁断食中はごくわずかな甘みでもおいしく感じますから、グッと飲みやすくなりますよ。
青汁ゼリー 咀嚼による食べ応えがアップ
青汁断食のつらいところは、空腹感。
断食前日の準備日から食事量を減らしていきますから、青汁断食が始まるとじわじわとお腹がすいてきます。
青汁を牛乳で割ったりヨーグルトと混ぜたりすると、かなり「食べている」という感じがしますが、それでもお腹がすく。
そんな時は青汁ゼリーを食べましょう。
ゼリーをしっかりと噛んで食べると、噛むことで満腹中枢が刺激されて断食中のイライラはかなり軽くなります。
青汁ゼリーは市販品もありますし、自宅で作ってもいいですね。
青汁を寒天やゼラチンで固めるだけですから簡単にできます。
甘味が欲しいときは豆乳をプラスしましょう。断食中は味覚が敏感になっているので、とくに砂糖を入れなくても豆乳の甘みだけで十分満足できます。
青汁断食は1日だけでもリフレッシュ効果抜群!成功させるコツを押えれば、初心者でも気軽に行えます。
短期間の青汁断食を定期的に続けることで、体重ダウン+胃腸の休養=美容にも健康にもいいリズムが生まれますよ。