青汁が下痢の原因?逆効果にならない胃腸にいい摂り方

[最終更新日]  [公開日] 2017/5/5

記事のポイント

健康に気を使って青汁を飲み始めたところ、下痢になってしまったという声を口コミなどで見かけることがあります。

実際に青汁を飲むことで腸内環境を整えることも、逆に下痢の原因になることもありますが、青汁に含まれる成分や飲み方が関係しています。

下痢が起こる原因について、そして下痢を防ぐ対策について順に考えていきます。

青汁を飲んで下痢が起こる原因とは?

食物繊維の摂りすぎ

食物繊維にはゴボウやキャベツに含まれるボソボソとした食感の「不溶性食物繊維」とキノコやくだものなどに含まれている「水溶性食物繊維」の2種類があります。食物繊維の摂取は便秘の解消に効果があると言われていますが、摂りすぎや間違った摂り方をすることで下痢を招くことがあるのです。

青汁の中には水溶性食物繊維である「難消化性デキストリン」や「ガラクトマンナン」をプラスして、食物繊維の量を増やしているものもあります。これらの水溶性食物繊維は摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあります。

また、不溶性食物繊維によって腸のぜん動活動が活発になると、便が大腸にとどまる時間が短くなり、水分吸収が不十分なままに。こちらも下痢の原因として考えられます。

腸の健康面から考えたときの食物繊維の理想的なバランスは「不溶性2:水溶性1」。1日の摂取量目安以上の青汁を飲むと、このバランスが崩れてしまうかもしれません。

どちらの食物繊維が影響しているかは人によって異なりますので、まずは青汁の1日の摂取量目安を守る、量を減らすなどして様子を見てみましょう。

お腹が冷えることによる下痢

朝、朝食代わりに冷たい飲み物で溶かした青汁を飲んだところ、腹痛が起きて下痢をしてしまった……という人もいます。これは腸が冷えたことが原因です。

青汁の原料は葉物野菜やくだものなど体を冷やす作用のあるものがほとんど。もともと冷えやすいという方は常温の水で溶いて飲むなど、腸や体を冷やさない工夫も必要です。

特にお腹が空っぽになっている朝イチは要注意。常温の飲み物で解いて、すりおろしたショウガをプラスすると体を冷やすことがありません。

キシリトールが入っている青汁はお腹がゆるくなる?

青汁のなかには甘味料としてキシリトールが配合されているものがあります。このキシリトールが下痢の原因となることがあります。

これはキシリトールに腸の中から水分を取り込もうとする作用があるため。このような作用で起こる下痢を浸透圧系下痢と呼んでいます。

浸透圧系下痢: 腸管内に浸透圧を上げる(腸の外から水分を取り込もうとする)成分があると、水分吸収がうまく行われず、下痢を起こします。浸透圧を上げるものには、一部の下剤(マグネシウム含有製剤など)やサプリメント、食品(ソルビトール、キシリトールなど)があります。

第一三共ヘルスケア:浸透圧系下痢とは

原料に含まれる素材のアレルギー

青汁の原料として使用されている食材にアレルギーがある場合、おなかを壊すことがあります。下痢は即時性アレルギーの症状のひとつ。もともと食品アレルギーのある方は注意してください。

食品アレルギーは大人になってから発症することもあるので、おかしいなと感じたら飲むのを中止して医師に相談しましょう。

フードアレルギーには、食べてすぐ症状が現れる『即時型アレルギー』と、数時間~数週間後に症状が出る『遅延型(遅発型)アレルギー』があります。『即時型アレルギー』の症状は、皮膚のかゆみや口の中のイガイガ、くしゃみや鼻水、呼吸困難、腹痛や下痢など。一方、『遅延型アレルギー』は頭痛やめまい、倦怠感、肌荒れ、情緒不安定などがあります。

サワイ健康促進課

青汁で下痢を改善できる?

便秘と下痢を繰り返す、下痢が起こりやすいという人は、腸内の悪玉菌が増加して腸内環境が乱れている可能性があります。腸内環境の改善には腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などを摂るのが最適。

青汁のなかには乳酸菌やオリゴ糖がプラスされているものも多いので、飲み続けているうちに腸内環境が整い、おなかが丈夫になったという方も。

青汁を飲むヨーグルトで割ってもおいしい

体調に合わせて飲む量を調整するのがポイント

青汁は薬ではないので、1日の摂取量について厳密な決まりはありません。

飲みはじめてから「ちょっとおなかがゆるい」「飲むとお腹がゴロゴロする」というときは、飲む量を減らしたり、溶かす飲み物の温度を変えたりするなど、自分の体調に合わせてコントロールするようにしてくださいね。

腸内を整える乳酸菌配合のおすすめ青汁