美容目的で作る青汁パックはおすすめできない

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「青汁を購入したけれど、まずくて飲めなかった」「飲み切らないうちに賞味期限が過ぎてしまった」そんな経験はありませんか?

ネット上で、このようにして余った青汁をパックに使うというアイデアを見かけることがあります。では、青汁を使ったパックにはどのような効果があるのでしょうか?また、注意すべき点についても説明していきます。

手作り青汁パックの作り方

手作りの青汁パックは

  • 小麦粉を牛乳で溶いて使いやすいテクスチャーにしたものに青汁をプラスするもの
  • ヨーグルトに青汁をプラスするもの

の2種類があります。はちみつや黒砂糖などをプラスするものがありますが、ベースとなるのは小麦粉とヨーグルトが多いようです。

結論から言うと、手作りの青汁パックはおすすめできません。ビタミンやミネラルが豊富で肌に良さそうなイメージがありますが、それが肌から吸収されわけではないからです。また、小麦粉やヨーグルトはアレルギーを起こす可能性がある食材です。もう少し詳しく見ていきましょう。

小麦粉を使ったパックをおすすめしない理由

美肌で知られる韓国人女性が使っている小麦粉パックのレシピを見かけたことのある方は多いのでは?確かに小麦粉のパックはビタミンBやナイアシンなど肌を美しく保つために必要な成分が含まれていますが、その量はごく微量。化粧品に比べると効果が期待できるほどのレベルではありません。

さらにおすすめできない理由がもうひとつ。小麦粉は重いアレルギーを起こしやすいという点です。「私は小麦アレルギーじゃないから大丈夫」と思っていませんか?しかし、小麦アレルギーは40代、50代になってから発症する人もいるのです。

大量の花粉にさらされ続けるといつしか花粉症を発症するように、小麦もある一定の量を超えるとアレルギーを発症することがあります。数年前に加水分解コムギを配合した洗顔せっけんを使用した数百人の人が小麦アレルギーを発症したことで問題になったことは皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

アレルギーを引き起こすアレルゲンは食べて感作するものと経皮吸収といって肌から吸収されて感作するものがあります。加水分解コムギが小麦粉に含まれているわけではありませんが、通常、肌から吸収されるはずのない小麦粉に含まれる成分がアレルギーの原因になる可能性もゼロではないのです。

大人になってから小麦アレルギーを発症した場合、子どもの食品アレルギーよりも治る可能性が低いと言われています。もともと、小麦粉を使ったパックの効果に科学的な根拠はありません。小麦粉を使ったパックを使用するなら市販の安いパックを使用することをおすすめします。

ヨーグルトパックなら大丈夫?

ヨーグルトにはフルーツ酸が含まれているため、ピーリング効果が期待できると言われています。しかし、こちらも化粧品よりも効果が高いというレベルのものではありません。

ヨーグルトパックも同様で、乳製品のアレルギーがあるお子さんが、お母さんの真似をしてヨーグルトを顔に塗ったところ、じんましんがでてしまったという例もあります。

食品をパックに使わないほうがいい?

小麦粉やヨーグルトはもちろん、青汁も肌に塗ることを前提に作られたものではありません。また、パックをした後、紫外線を浴びるとどうなるかも分かっていません。

レモンやきゅうりのようにパックとして使用したあと紫外線に当たるとシミができやすくなるものもあります。食品を肌に塗ってトラブルが起きても自己責任で対処しなければなりません。万一のトラブルを防ぐためにも、パックは市販の化粧品を使うようにしたいものです。

賞味期限が過ぎた青汁は飲めない?

賞味期限を過ぎた青汁については、メーカーにどのくらいまで飲めるかどうか確認してみてもいいでしょう。賞味期限と「消費期限」は異なるもので、賞味期限が過ぎたらすぐに食べられなくなるわけではありません。

袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。

農林水産省:消費期限(しょうひきげん)と賞味期限(しょうみきげん)

もちろん、個別包装されていないタイプの青汁や一度開封した青汁は、できるだけ早く飲む必要があるので注意しましょう。