粉末青汁とは?製法によるメリットと注意点について

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かつて青汁といえばケールを生のまま絞った冷凍タイプが一般的でしたが、最近ではほとんどが粉末タイプになっています。好きな飲み物に溶かして飲むことができるため、飲みやすいのが特徴ですが、栄養価には問題はないのでしょうか?

粉末青汁がどのようなものなのか、メリットや注意点について詳しく確認します。

粉末青汁とは

きめの細かい粉末に加工された青汁は手軽に飲むことができるだけではなく、持ち運びにも便利。でも、栄養素が失われていないのか?効果は液体の青汁と変わらないのか気になりますよね。

結論から言うと、多くの粉末青汁は非加熱製法と呼ばれる低温で乾燥させる方法で加工されているため、栄養素はほとんど失われていません。効果も冷凍タイプと変わらないと言えるでしょう。

ただし、中には加熱する製法で加工されているタイプもあります。粉末青汁の代表的な製法を具体的に見ていきましょう。

スプレードライ製法

青汁の原料を搾った汁をスプレーし、熱風を当てて水分を蒸発させる非加熱方法のひとつ。栄養価を損なうことのない「活性保存製法」のひとつで吸収されやすい状態の粉末にすることが可能です。

熱風といっても、直接加熱する方法よりも温度が低いので、成分の損失が最小限で済みます。青汁特有の青臭さや粉っぽさも少なめで飲みやすい青汁に仕上がります。

デメリットがあるとすれば、液体にしてから乾燥させているため、食物繊維の量が少なくなるという点でしょう。そのため、スプレードライ製法の青汁はデキストリンをプラスして食物繊維をカバーしているものが多くなっています。

「素材に熱を加えず活性のまま粉末化」という言葉はイメージしにくいかも知れませんが、高さ18mのスプレードライタワーから霧状に飛ばされた搾汁に対し、瞬間的な風を当てることによって水分のみを蒸発させる製法です。 素材そのものの色や味、品質を損なわずに粉末化する「活性保存製法」は国内で初めて大麦若葉エキスの青汁をつくり出した製法にもかかわらず、未だに他社の追随を許さずオンリーワン品質を守り続ける、こだわりの製法と呼ぶにふさわしいものです。

日本薬品開発株式会社

フリーズドライ製法

味噌汁やスープなどのインスタント食品加工にも用いられる方法。真空凍結乾燥法とも呼ばれる方法で、青汁の原料をカットして凍結乾燥させてから粉砕していきます。こちらも非加熱製法です。

カットするのは乾燥時間を早め、熱の影響を少なくするため。粉砕の度合いによって舌ざわりを変えることが可能で、青汁の場合は溶けやすくサラッとした喉ごしにするため、きめ細かく粉砕しています。

フリーズドライ製法なら食物繊維の量もほとんど変化がありません。ただし、加工後は変質しやすいので保存状態に注意が必要です。

凍結乾燥(フリーズドライ)とは、食品を凍結したままの状態で乾燥する方法で、水分の除去方法は、通常の乾燥では液体から蒸発するのに対し、凍結乾燥は凍結したまま、固体から気体に変わる「昇華」という形で行われます。(中略)
通常の乾燥法との比較
・低温で乾燥が進行するため、成分変化はほとんどなく、色・香り・味・栄養価も保持する。
・多孔質に仕上がるため、復元性、溶解性が良い。

日本エフディ社:フリーズドライとは

遠赤外線製法

低温の遠赤外線で原料を乾燥させる方法。急激に温度が上がらないため、栄養素の損失が少ないと言われていますが、フリーズドライ製法やスプレードライ製法に比べると、加熱時間や温度が高い分、栄養素の損失は免れないと言えそう。

乾燥工程で利用する遠赤外線は、低温で乾燥させるので風味よく仕上げることが出来ます。 さらに、ケールに含まれるギャバの量が増えるという特徴があります。

キューピーアオハタネットショップ:製法特許を使用した遠赤外線乾燥

錠剤タイプも粉末加工した青汁を使用

青汁の臭いがどうしても苦手という方におすすめの錠剤タイプの青汁。青汁の原料を粉末加工したものを使って作られています。

錠剤として加工する際に賦形剤や保存料などの添加物が使用されるのがデメリットですが、中には無添加のめずらしいタイプもあります。

粉末青汁を熱湯で溶かすのは要注意

せっかくフリーズドライ製法やスプレードライ製法で加熱せずに青汁を加工しても、飲むときに熱湯を使うと一部の栄養素が壊れてしまいます。ビタミンCやビタミンBがその代表格。

熱に強い栄養素や食物繊維の量はそれほど変化しませんが、せっかく非加熱製法で作られている青汁を選んだのですから、熱湯は使わないようにしたいもの。

といっても40度くらいまでの温度であれば、栄養素は保たれます。寒い日は熱すぎないお湯を使ってホットの青汁を楽しむこともできます。

粉末青汁のメリット

持ち運び、保管がラクで送料も安い!

冷凍やペットボトルタイプの青汁は購入に手間がかかります。「冷凍だから溶けないうちに持って帰らなくちゃ」「ペットボトルは重いので車で買いに行かないとムリ」ということもあるでしょう。

粉末タイプは1回分ごとに分包されていることがほとんど。これなら、購入した後も、外出先で飲むのに便利ですよね。

また、粉末青汁は店頭で購入しても軽いので簡単に持ち帰ることが可能。冷凍タイプはクール便を使用する必要あるため、それだけ送料も高くつくことに。

軽い粉末タイプなら通販の送料も安くて済みますし、定期購入にすれば送料無料というメーカーも少なくありません。青汁を長く飲み続けるためにも、購入前にこうした利便性も考えておく必要があります。

食べ方、飲み方のアレンジを楽しめる

さっと溶けやすい粉末タイプなら、水や牛乳、豆乳など好きな飲み物に溶かして飲むことができます。青汁の青臭い風味が気になる方は牛乳や豆乳で溶かすとほとんど臭いが気になりません。

外出先ならペットボトルに適量の水を入れ、粉末青汁を加えてシャカシャカ振って飲むだけでOKです。

また、ヨーグルトやアイスクリームにかけて食べたり、料理に使ったりとアレンジを頼めるのが嬉しいポイント。

このように、栄養価の高さ、利便性から考えると粉末青汁は他のタイプの青汁よりも優秀と言えそうです。「青汁を飲みたいけれど、続けて飲めるかどうか心配」という方は、まず粉末タイプにトライしてみてはいかがでしょうか。

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