青汁を飲みすぎると逆効果に?摂りすぎてはいけない栄養とは

[最終更新日]  [公開日] 2015/10/11

記事のポイント

「青汁は健康食品だから、どれだけ飲んでも大丈夫!」と思っていませんか?しかし、どの商品をチェックしても1日の摂取量目安は1~3杯程度になっています。

では青汁を飲みすぎるとどんなことが起こるのでしょうか?

お腹がゆるくなる

皆さんは野菜たっぷりの煮物や鍋物を食べた後、お腹を壊したことはありませんか?これは不溶性食物繊維の摂りすぎによるもの。

ゴボウ、たけのこ等の野菜、かぼちゃやサツマイモなどのイモ類、豆製品等に多く含まれています。

不溶性食物繊維には腸のぜん動運動を活性化するはたらきがあるため、適度ならば便秘の解消につながりますが、過剰摂取になると下痢を起こしてしまうことがあるのです。

昨今の青汁の原料にはいろいろな種類がありますが、多いのはケール、大麦若葉、明日葉などです。

これらも食物繊維の豊富さが自慢の素材ですが、100gあたりの量で大麦若葉は45g、明日葉6g、ケール3.7gと大麦若葉が特にずば抜けた含有量を誇っています。

食物繊維は悪玉菌が増えるのを抑え、便カサを増やして便秘を改善してくれますが、摂りすぎにより腸内環境を悪化させる恐れもあるということも覚えておきましょう。

どのくらいの食物繊維が体に良い効果をもたらすか、これは飲む人がどんな種類の腸内細菌を持っているか(腸内フローラ)によっても異なります。

腸内フローラは個人差があり、生活環境、食習慣、年齢などによっても異なります。

同じ青汁を家族で飲んで自分だけお腹がゆるくなる…という場合もあるかもしれません。その場合は量を減らすか、原料の異なる青汁を試してみるといいでしょう。

脂溶性ビタミンの摂りすぎに注意!

人間の体が正常に機能するために必要なビタミン。

私たちの体内では合成することができない為、食事や摂らなければなりません。

野菜嫌いの方や食事から十分な量が取れていないと感じている方は、青汁やビタミンサプリに頼る事も多いのではないでしょうか。

このビタミンには大きく分けて水溶性と脂溶性があります。

この内ビタミンB群やCなどの水溶性ビタミンは摂りすぎても尿などと一緒に体外に排出されるため問題はありませんが、ビタミンA、D、E、Kといった脂溶性ビタミンは体内に蓄積されやすく、肝臓や脂肪組織に溜まっていきます。

脂溶性ビタミンを摂りすぎると食欲不振や悪心、嘔吐、下痢など様々な過剰症を引き起こす恐れがあります。

ビタミン剤などはたった一粒でも1日量が摂れるものも多く、その手軽さから過剰摂取に陥りやすいので注意が必要です。

特に病院の薬を服用中の方は、健康のためにと思って飲んでいるサプリや青汁が逆効果になる事もあるので、主治医に相談するなど健康食品との付き合い方は慎重にするべきです。

青汁で注意したいのがビタミンKが多く含まれているケール。

ビタミンKは骨を強くする効果がある一方、血液の凝固(止血)にも関わる為、血栓症の予防や治療に用いられるワーファリンの作用を下げてしまいます。

ワーファリンを使用している方はケールが原料の青汁は避けた方が良いでしょう。

多くの健康食品に共通して言える事ですが、効果は飲む量に比例せず、過ぎたりは及ばざるが如しなので、青汁もメーカー側の推奨量を守って続けるようにしましょう。