【ビタミンD】あまり注目されないけど…体のために立派に働いています!

[最終更新日]  [公開日] 2015/11/1

記事のポイント

ビタミンの中でも知名度が低いビタミンD。

しかしビタミンDには健康で丈夫な体を作るために欠かせない栄養素となっています。

ここで知られざるビタミンDの働きについて考えてみましょう。

カルシウムの吸収を高めて丈夫な骨をつくる

ビタミンDは脂溶性ビタミンのひとつで食事から摂ったカルシウムが吸収されるのをサポートし、骨の成長を促進してくれます。

カルシウムだけが摂れていても、ビタミンDが不足していればカルシウムをきちんと球種るすることはできないのです。

その他にも血液中のカルシウムの濃度を一定に保つことで、神経伝達や筋肉の収縮といった作用を正常に保つ作用もあります。

ビタミンDと日光の深い関係とは

私たち人間の体は紫外線を浴びることで、ビタミンDを体内で合成させるはたらきを活性化することができます。

昔から丈夫な骨を作るには適度に日に当たる必要があると言われているのはこのためです。

したがって日照時間が長く、肌を露出している春夏に比べ、外に出る機会が減って肌を衣服で常に覆っている秋冬は体内のビタミンDが減る傾向にあります。

ただしビタミンDの合成するために必要な紫外線量は1日10分程度あたるだけで十分。

日差しの強くない朝や夕方を選んで適度に日に当たるようにしましょう。

ビタミンDを摂ることでインフルエンザや風邪の予防に

最近になってビタミンDが免疫力とも深い関係があることが分かってきました。

ビタミンDが十分に摂れていると、ビタミンDを摂っていない場合に比べてインフルエンザにかかる確率が2分の1程度に抑えられるという報告もあります。

また体内のビタミンDが不足すると肺炎など、呼吸器の感染症にもかかりやすくなることが分かっています。

寒い季節、風邪やインフルエンザと無縁で過ごしたい方はビタミンDを意識して摂ることも有効といえるでしょう。

ビタミンDが不足したり、過剰になるとどうなる?

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種なので、必要以上の摂取は肝臓などの器官に蓄積されてしまう性質があります。。

摂る量には注意する必要がありますが、ビタミンDを含む食品は実はそれほど多くなく、普段の食事から過剰になる心配はほぼないと言っていいでしょう。

サプリメントなどで必要以上にビタミンDを摂り続けると血液中のカルシウム濃度が極端に増えすぎてしまう「高カルシウム血症」という症状を起こすことがあります。

食欲不振や悪心、嘔吐などが現れたら注意してください。

また過剰となった脂溶性ビタミンは体内に溜まりやすくなり、肝臓や腎臓などに影響を与えることがあります。

またビタミンDは体内で合成できるため、不足する心配がほとんどない栄養素。ほとんどの方はサプリメントなどで補う必要はありません。

ただしビタミンDは肝臓や腎臓で活性化されて働くので、肝臓、腎臓に持病がある方は、欠乏症により骨が曲がる「くる病」や「骨軟化症」と呼ばれる症状を引き起こすこともあります。

高齢になったときの骨粗しょう症を防止するためにも、適度なビタミンDは必要です。

ビタミンDを含む食品って?

多くのビタミンが含まれる野菜や果物も、ビタミンDに関しては、ほぼ含まれていません。

ビタミンDを保有する食品自体がそれほど多くないのですが、乾燥したきくらげ、あんこうのきも、しらす干し、いわしやにしん、すじこやイクラなどの魚介類等から得られる栄養素です。

ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に炒めて食べると効果的です。

調理する上で損失されることもほとんどないので、あまり調理方法について神経質になる必要はないでしょう。