【葉酸】妊婦さんに推奨されている成分!女性全般にも嬉しい働き

[最終更新日]  [公開日] 2015/11/3

記事のポイント

近年、妊娠中、授乳中の女性に必要な栄養素として注目度が高まっているのが葉酸です。

葉酸とはビタミンB群のひとつなのですが、主に葉野菜に多く含まれることからこのような名称が付きました。

胎児の健康な成長をサポートする成分として知られ、厚生労働省からも妊娠初期の女性は葉酸を積極的に摂るよう推奨されています。

では葉酸について詳しく説明していきましょう。

葉酸のはたらきとは

水溶性ビタミンの一種である葉酸は人間の体内で細胞が作られるときやたんぱく質が合成されるときに必要な成分です。

特に細胞分裂が活発に行われる胎児の成長には必要不可欠で、葉酸が不足すると、先天性の奇形や疾患が起こる神経管閉鎖障害を引き起こすことがあります。

ただし、胎児の神経管が作られるのは妊娠初期の段階であるため、妊娠が分かってからよりも、妊娠を望んでいる時から葉酸を摂り始めることが大切と言えます。

また体内でたんぱく質やDNAが合成されるときにも重要な役割を持っていますから、生まれたばかりの赤ちゃんや小さなお子さんの健康な成長にも欠かせません。

授乳中のお母さんも意識して葉酸を摂るようにしましょう。

葉酸は赤ちゃんや子供だけではなく、大人にも必要な栄養素です。

粘膜を正常な状態に保つ作用もあるため、葉酸が不足すると口内炎や肌荒れが起きやすくなると言われています。

血液を作るためにも必要な葉酸

血液を作るために必要な栄養素にビタミンB12があります。

葉酸はこのビタミンB12と合わせて摂ることで赤血球を作る働きをサポートしています。

葉酸が不足していると、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)の症状が現れる人もいます。

妊娠初期に葉酸のサプリメントが推奨される理由

本来、葉酸は通常の食生活を送っていれば充分な量を補えているので欠乏症になる心配はありません。

しかし胎児の発育が活発になる妊娠初期には通常の必要量の倍近い量が必要になると言われています。

また食事に含まれる葉酸は調理方法によって変化しやすく、小腸で吸収される率50%程度になってしまうと考えられています。

これに対して、サプリメントなどに含まれる葉酸は吸収率、安定率ともに高いことが分かっています。

こうした理由で妊娠を望む女性に最適なサプリメントとして知名度がアップしたのです。

ただし、サプリメントは過剰摂取になりやすいので1日の摂取量を守ることを忘れないようにしましょう。

葉酸が不足するとどうなる?

葉酸は腸内細菌によって合成することができるため、健康な人であれば不足する心配はほとんどありません。

しかし、極端に偏った食生活を送っている人や、お酒をよく飲む人、ピルやアスピリンなどを服用している人は葉酸が不足するケースもあります。

不足すると悪性貧血、口内炎や舌炎、肌荒れなどが起こるケースも見受けられます。

また妊娠初期での不足は、先天性異常や奇形といった深刻な症状を引き起こすことがあります。

葉酸が過剰になることはあるの?

水溶性ビタミンである葉酸は通常の食事から過剰症になることはありません。

しかし手軽に摂れるサプリメントは過剰摂取になりがちです。

サプリメントや薬で葉酸が過剰になった場合では、じんましんや皮膚炎、神経障害などが報告されています。

葉酸を含む食品って?

葉酸は鶏、牛、豚のレバーに豊富に含まれています。

昔から妊婦さんはレバーを食べるとよいと言われていますが、サプリメントを摂っている場合、食べ過ぎに注意してください。

その他にもうなぎやモロヘイヤ、パセリやホウレンソウ、ケールなども含まれています。

妊娠を望む女性の方でサプリメントの安全性が気になる方は、葉酸が豊富な青汁を飲んでみてもいいかもしれませんね。